バッハは純粋な管弦楽曲を6曲しか残していませんが、この中でフルートと弦楽合奏という楽器編成で作曲された組曲第二番は今でも演奏されることが多い名曲です。
「ポロネーズ」はポーランドの宮廷で起こった堂々とした舞曲ですが、この曲ではこうした曲の感じはなく、しっとりした品のよい器楽曲になっています。
バディネリ」には冗談とか、ふざけるというような意味があり、軽快なフルートとスタッカート気味な弦楽合奏がうまく調和し、あっという間に曲が終ります。
上の画像は音楽が得意なプロイセンのフリードリッヒ大王が自分の宮廷楽団の伴奏でフルートを演奏しているところですが、バッハはこの宮廷で王から与えられたメロディーをもにして、その場で名曲つくって演奏し、高い評価を受けました。
|