曲 名 ( 下の曲名クリックしても演奏聞けます。)
 

メヌエットを踊る人たちとJ.S.バッハ
 
チェンバロ (ハープシコード)
曲のせつめい
  ドイツ最大の作曲家で音楽の父といわれているバッハはパイプオルガン等の鍵盤楽器の曲、管弦楽曲、宗教曲等たくさんの名曲を作曲し、オルガンやバイオリンの演奏家としても活躍しましたが、バッハの一番大きな業績は作曲家として古典音楽を完成させたことにあります。このメヌエットはバッハの妻のアンナ・マグダレ−ナのためのクラビア−小曲集の中に入っている曲ですが、この曲集はバッハの子どもたちの練習用に使われたために、このようなやさしい曲が入っているわけです。やさしくても 当時のふしとふしが重り合って響き合う対位法という作曲の方法でできていますので、右手の高音部と左手の低音部の二つのメロディーが重なり合っていることに注意して聞いて下さい。チェンバロは鍵盤を押すと堅い爪が弦をかき鳴らす方法で音を出すバッハの時代によく使われた楽器です。この曲集にはこのメヌエット(ト長調)に続いて、この曲を短調にしたメヌエット(ト短調)が入っていますので、比較して聞いてみましょう。 尚、「メヌエット」はバッハが活躍していた時代に宮廷や貴族の屋敷などの舞踏会で踊られた3拍子のしっとりとした舞曲のことです。
    ・バッハ作曲メヌエット(ト短調)→(クリック)