曲 名 (
下の曲名クリックしても演奏聞けます。)
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解 説
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エルガー(1857-1934)は初めは法律家を目ざしていましたが、音楽への情熱が捨て切れず、独学で作曲や演奏を勉強し、やがてイギリスの頂点を極めた作曲家です。したがって、世に認められのは遅く、41才の時の「エ二グマ変奏曲」の作曲からです。その後、数々の傑作を書き、古い時代のヘンリー・パーセル以後、自国の大作曲家を持たなかったイギりスでは、近代音楽の礎を築いた作曲家として高く評価されました。エルガーは「威風堂々」と名づけた行進曲を全部で5曲作曲していますが、その中で特に人気が高いのがこの第一番で、内容も充実していて、彼の代表作になっています。毎年一回、夏にロンドンのアルバートホールで、BBC交響楽団を中心とする演奏家による、クラシックのポピュラーコンサートが行われますが、ここで必ず演奏され、聴衆の熱狂的な支持を得ているのが、この行進曲「威風堂々第一番」で、この曲が毎年同じようにアンコールに応えて、もう一回演奏されます。イギりス人にとっては国歌のように体に染みついた音楽になっています。この曲の中間部は大らかで親しみやすいメロディーですが、あとから歌詞をつけて歌えるようになっており、このプロムスの中で、全員がオーケストラ伴奏に合わせて堂々と歌い切る姿はとても感動的です。 |
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