曲 名 ( 下の曲名クリックしても演奏が聞けます。


ヨハン・クリ−ゲル作曲 メヌエット

曲のせつめい

 ヨハン・クリ−ゲルはドイツの作曲家で、兄のフイリップ・クリ−ゲルに作曲を学び、グライツというところの宮廷の楽長や教会のオルガン奏者などをやりながら作曲をしましたが、作曲家として有名になり、同じ時代に活躍したヘンデルも当時の最高の作曲家の一人として認めていました。                                                 この時代の音楽は今のメロディーに和音の伴奏がついている和声音楽と違って、ふしとふしとが重なり合って響き合う対位法という方法で作曲されていますが、このメヌエットではチェンバロの低音部と重なって演奏される弦楽器(今の楽器ではチェロ)の低音のメロディーに対して、もう一つのメロディーがソプラノ・リコーダーの高い音で演奏されています。ソプラノ・リコーダーの演奏では同じメロディーがくりかえされた時に、2回目には飾りがついていることに注意して聞いてください。このような飾りは楽譜には書かず、演奏者が当時の流行を考えて飾りをつけて演奏する習慣になっていました。
 写真は校長先生のバイオリンの伴奏でソプラノ・リコーダーを演奏するドイツの小学生 

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