曲 名 下の曲名クリックしても演奏が聞けます。
 


チロルの音楽一家エンゼルファミリー(1976年頃の写真)

 ポルカはチェコの舞踏とその音楽で、速い2拍子で、拍の頭にアクセントがつくような、リズムに特徴がありますが、1830年頃チェコ(その頃はボヘミヤ)に起こり、間もなくヨーロッパ中に広まりましたが、ウイーンやアルプス地方でも盛んに踊られました。この曲は昭和52(1977)年に初めて来日して,家庭音楽会を披露したチロルの音楽一家エンゼルファミリーの演奏プログラムに入っていたものですが、この一家はチロルのロイテという田舎に居をかまえて、家族だけで、合唱、リコーダーアンサンブル、金管合奏等、それにチロルの民族舞踏も演目に加わっていましたが、この地で音楽を楽しみながら練習し、音楽にかかわることなら何でもこなすというホームアンサンブルで、演奏技術の高さに家庭的な暖かさも加わって、この一家の公演は日本各地で大歓迎を受けました。この時のプログラムに父親フリッツ・エンゼルの弾くギターに合わせて二人の娘さんがソプラノ・リコーダーの2重奏でこの曲を演奏しましたが、その頃、日本ではソプラノ・リコーダーが教育楽器として学校に入ってきて数年が経過していましたので、チロルからやってきたこの曲が大変な名曲として歓迎されました。ここで聞いていただくものは、当時、エンゼルファミリーが演奏したものに、ほぼ近い音に再現してあります。

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