曲 名 ( 下の曲名クリックしても演奏が聞けます。)
解 説
 この曲はフルート、ハーモニカ、2台のピアノ、弦楽四部(ヴァイオリン、ビオラ、テェロ、ダブルベース(コントラバス)の編成。アンダンティーノ(アンダンテより幾分速め)、4分の4拍子で、最初は非常に弱くはじまりますす。この曲は44小節ありますから、この組曲の中ではもっとも長いように思われます。2台のピアノがアルペジオで、ゆれ動く水のようすをさわやかに描くと、フルート、ハーモニカ(チェレスタ)、弦楽器が水族館の水槽の中をすいすいと自由に泳ぎまわる魚たちをあらわします。この中でハーモニカ(チェレスタ)の音はいかにも涼しげに響いています。あたかも見え隠れする魚たちの、うろこのひらめきを暗示するかのようです。