マスネ(1842-1912)はフランスの作曲家ですが、21人兄弟の末っ子に生まれ、幼い頃にピアノを母親に習い、11才の時にフランスのパリ国立音楽院に入学し、ピアノを専攻しました。この学校を卒業してからは、歌劇や管弦楽などを次々に作曲して成功し、1978には自分が勉強したパリ国立音楽院の作曲科教授になりました。ここで数多くの音楽学生を教えましたが、マスネが活躍していた時代に、フランスの作曲家で彼の影響を受けないものはいないと言われるほど人気が高かったと伝えられています。
この「タイスの冥想曲」 はマスネが作曲した歌劇「タイス」の中で演奏される曲で、オーケストラの伴奏、それに合唱も加わって、ヴァイオリンで独奏される曲です。この曲はクラシック音楽に幾分かの興味のある人なら殆んどの人が知っている世界の名曲です。今ではマスネの作曲した音楽は、この曲しか知られていませんが、この曲だけは今でも大変人気がり、色々な楽器の演奏で聞くことができます。ここではハープの伴奏によるヴァイオリンの独奏で聞いていただきます。きっと、心が洗われるような清らかな気持ちになっていただけるものと思います。
|