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ハチャトウリアン

 ソヴィエトの現代作曲家ハチャトウリアン(1902-1978)の最も有名な曲《剣の舞》は、1942年にレニングラード劇場の委嘱で作曲されたバレー音楽《ガイーヌ》の中に含まれるものです。バレーはコルホーズ(集団農場)で働く綿摘みの若い女性「ガイーヌ」を中心に、ロシア革命後のアルメニヤ地方の農民の生活を描いたもので、劇的な変化に富んだ物語に合わせて、エネルギッシュで民族色の強い音楽がつけられています。1943年にスターリン賞を受け、ハチャトウリアン の名を一躍高めた作品ですが、今日ではバレーとして上演されることは極めて稀で、この《剣の舞》 だけがとくに好んで演奏されます。これはバレーの終わり近くに踊られるクルト族の出陣の踊りの音楽です。

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