これはフランスの作曲家ベルリオーズ(1803-1869)の《ファウストの劫罰(ごうばつ)》の中の軽快な「空気の精のワルツ」 の一部を借りてきたものですが、このいきいきとしたメロディーをダブルベース(コントラバス)で、いかにも無格好に弾かせていますが、中間部ではドイツの作曲家メンデルスゾーン(1809-1847)の《真夏の夜の夢》のの中のスケルツオのメロディーがちらっと顔を見せ、ふたたびもとのテーマにもどって曲が終わります。