高野辰之作詞 岡野貞一作曲 「 春の小川 」
 この歌は最初は4年生の唱歌として作られているが、昭和17年には3年生の初等科教科書に入り、その時に文語体の部分が口語体に書きかえられ、戦後の昭和22年に更に部分修正がされて現在の歌詞になったようである。現在の歌詞→(クリック)
 4分の4拍子で4分音符と4分休符しか使わず、子どもの実態によく合った、これだけの見事な唱歌が生れたのは高野、岡野の二人出会いがあってのことだが、唱歌成立の歴史等を読んでみて、文部省に委嘱された日本を代表する実力者で構成されていた作詞家と作曲家による唱歌検討委員会の存在も忘れてはならいないと思った。
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