17) 野口雨情作詞・中山晋平作曲「雨降りお月-雲の陰 」
  この童謡の歌詞は今では2番までありますが、大正14年1月増刊号の美しい大型絵本「コドモノクニ」に岡本帰一の背景画を伴って発表された時の詞は一番だけでした。この詞の読者からの反響が余り大きかったので、2ヶ月後の同誌3月号に現在の2番の「いそがにゃお馬よ夜があけよ」以降が「雲の陰」の表題で発表されましたが、中山晋平が作曲の時に、「雨降りお月」と「雲の陰」が続けて歌えるように、曲の方でひとつの作品に併合させました。