食器洗い機の修理



松下の食器洗い機NP-810が、「給水エラー」で止まるようになった

この食器洗い機は、9年ほど前に購入したもので、当時としては大型のもので、共稼ぎと育児の忙しい毎日をずいぶん助けられた。最近、スタート後しばらくして、アラームが鳴り、LEDがいくつか点灯して止まってしまうようになった。取説を見ると、給水栓をチェックしろとあるが問題はなく、何度か試すと動き出すのでだましだまし使っていたが、だんだんと頻度が高くなってきたので調査した
松下のサポートに電話したところ、給水ホースの途中のストレーナーが詰まっているのではないかとのことだったが、分岐水栓の直後のストレーナは特に詰まった様子はなかった。そこで、本当に水がたまっていないのか、水位センサ等の異常かどちからの可能性が考えられたが、(1)水のたまり方が実際非常に遅いこと、(2)水溜め期間に、鍋で水を汲んで助けてやると正常にスタートする。ということで、実際に水の出が悪かったと判断した。
スタートして、水溜め期間に、前面の蓋を開けると、水がストップするので、水の出を確認するのが難しかったので、蓋のインターロックの解除方法を検討したところ、「蓋を開けた直後に、蓋のロックレバーの裏側のマイクロスイッチを棒でONしてやると、『蓋が閉まっている』と認識して水を出してくれる」ことが判明した。そこでこの方法で水の出を見たところ、ちょろちょろとしか出ていないことが判明。水がたまるのが遅く、タイムアウトエラーになっていたと考えられた。
電気屋に確認したところ、出張修理扱いになるとのこと。修理代かかりそう。ただしやはり、どこかでフィルター詰まりを起こしているのではないかとのことだったので、なんとか修理できないものかと検討した。
分岐水栓からのホースは、途中で1回中継された後本体内部に入っている。分岐水栓直後に1箇所フィルターがある以外は本体外側にはフィルターはないため、本体内部の問題と判断した。仕方が無いので、電源を切った上で、ホースが入っている背面パネルをはずした

中央下から出ているのが給水、排水管。うち、左上に行っているのが給水管で、左上の黒いブロックが電磁弁のようである。この反対側に水の出口があるシンプル設計である。給水ホースが固定されている、左上の樹脂製6角ナットをはずしたところ、中にストレーナが現れ、水垢がべっとりと付着しているのが見えた

そこで、これを歯ブラシで除去して、

元通りにねじを締めて配管し、通電したところ、今度は短時間で水がたまり、正常にスタートするようになった。
(型番を言う前の)電気屋の話では、背面カバーは取らなくても洗浄できるということだったので、このモデルの後改良されたのだろう。そういえば買ってから一度も掃除していなかった。先日、マンションの給水槽の清掃作業で赤水が出るという案内が来ていたので、そのときに入ったのかもしれない。
いずれにしても修理代がもうかった。また、松下と上新電機のサポートは非常に親切で助かった(最初は自分で治すとは思っていなかったので...)
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