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これからの音楽教育

コンピュータで何ができるか

楽しく効率のよい授業づくりを目ざして

田中吉徳著/MIDIデータ作成 全音楽譜出版社


本書の添付ソフト(音源)のみで音楽を聞く方法→(クリック)

添付CD1: コンピュタ音楽のAudioCD
添付CD2: MIDIデータ56曲
体験版ソフト・ソフト音源添付

          

                       《 出版の意図 》


 本書は激減した音楽の授業時間数の中で、楽しく効率のよい授業を展開していくために、パソコンと関連聞機器を活用し、今までやってきた音楽教育の内容を維持・発展させていく具体的な方法を、音楽教育の様々な領域の事例を使いながら詳しく解説したもので、音楽を指導される先生方がコンピューター音楽等の技術を少しずつ身につけられながら、やがて楽しく効率のよい授業が展開できるまでにしていただくことを願って書かれています。
 
尚、本書の内容に関わるソフトや機器の操作等につきましては、このページ(最上段の項目から入る)で先生方の実情に即して、徹底したサポートをしていく他、解決できないない問題についてはMail等でもお答えしていく予定です。 Mail(クリック)

                       《 本書の内容 》


1) 音楽の授業を進める先生の側に立って懇切、丁寧に書かれたこんピュタ−音楽の解説書で、授業で役立つ56曲のMIDIデータを添付しています 。 

 本書が一般のコンピュータ音楽の解説書と異なる点は、飽和状態の仕事量をこなしておられる現場の先生方の実情を配慮し、本書1册と添付データを使って研修をされれば、確実に音楽教育に役立つ技術を身につけていただけることを願って記述したもであり、実際に数多くの先生方を指導してきた経験を元に、使う側で起こり得る様々な状況をチェックし、トラブルを起こしたり、パソコン用語等の分かりにくいもの、それに様々使い方等を詳細にわたって注釈をつけて解説してありますので、パソコンに不馴れな先生方でも十分ご理解いただけます。実際にコンピュータ音楽のメーカー等の方から、ここまで懇切、丁寧に書かれた解説書はないだろうと言われたほどの記述と具体的な図示で構成されていますので、機械音痴を自認されている先生でも大丈夫だと思います。

2) 本書ではコンピュタ音楽のほぼ全ての領域の基本技術が身につき、音楽教育に役立つ具体的な方法が記述されています。

 最初は出版物のような綺麗な浄書楽譜ができるようになり、次にこの楽譜データを音楽の表現を入力するのに効果的なソフトに読み込ませ、このソフトの機能を使って、歌唱(合唱)指導に使う音楽的なデータ作成法を身につけ更に自分で写した画像をバックに大画面に投影させるカラオケ的なプレゼンテーションの技術も修得しますが、ここまでできるようなると授業の効率化に可成り役立つようなります。本書では更に全てのマルチメディア機能への発展ができるようになっており、具体的にはパソコンを使ってCDレコードを超える高音質の録音ができるやさしいハードディスクの方法、テレビやビデオのデータを高画質のまま大画面に写し出すMPEG2データのやさしい扱い方も紹介し、まとめとして、これまでに作成法を学んだすべての音楽や映像のデータを、例えばノートパソコンにインストールしたPowerPointというソフトの中で、クリックひとつで瞬時に取り出して使う方法、又、学校のサーバーコンピュータに音楽データをいれておいて、各教室や家庭でもクリックひとつで音が聞けるようにする方法も記述してあります。

3) 本書で扱うミュージックソフト等について

 
上記の操作技術を身につけていただくために、本書では数多くのソフトの中から、低価格で浄書楽譜の質が高い『PrintMusic!』(Megafusion)と、これも低価格で音楽の表現データを作成するのに便利な『Singer Song Writer Lite』(Internet)を使っていますが、このふたつは楽譜表示を見ながら音楽の表現データが入力できるだけでなく、授業の中で何段もの楽譜表示を伴った音楽の再生が可能ですので、これからの音楽の授業に大いに役立つことと思います。又、この二つのソフトはいずれも先生方対象の割り引き値段(アカデミック版)があります。
 又、『Singer Song Writer Lite』等のソフトで作成した音楽の表現データに歌詞を入力して、プロジェクタ−の大画面に投影して使う、愛唱歌等のカラオケ的なプレゼンテーション用のデータ作成に
『今日からはじめるパソコンミュージック』(EDOROL)を使いますが、これも低価格で安定度の高いソフトですから、初心者の方でも安心してご利用いただけると思います。
 尚、本書の添付CDの中に
『PrintMusic!』と『Singer Song Writer Lite』の体験版(Windows/Macintosh)とカラオケ的なプレゼンテーションの再生ソフト『JukePlay』(通信ジューク)が入っていますので、まず、これを使ってみて、うまく作動するようでしたら、これで自分のパソコンでこれらのソフトを使っても大丈夫という動作確認ができたことになります。ただし体験版のソフトは入力したデ ータを保存することはできません。

 ここまでできるようになると授業の効率化にかなり役立ちますし、関心の高い児童・生徒にデータ作成の方法を教えておけば、係り活動等を活用して合唱のパート練習等は自分達でやれるよになると思います。

4) AudioデータとVideoデータのパソコンでの扱いについては、CDレコードの音質を超えるハードディスクレコ−ディングの方法とVideo(テレビ)画像をパソコンに取り込み、プロジェクターを使ってクリックひとつで高画質の大画面に投影するMPEG2の取り込み(Video-Capture)の方法を紹介しています

5) 創作指導については現在各地で実践されている現状と使われているソフトについて紹介しています。

6) MIDI、AUDIO、VIDEO(MPEG2)データの授業での活用


 ここではパソコン上に取り込んだ上記の教育資料をPowerPointやホームページ作成ソフトにリンクさせ、指導過程の必要ような時にクリックひとつで表示・再生させる方法。学校のサーバーコンピューターやインターネットのサーバーにMIDIデータ等を入れておいて、各教室や家庭で例えば合唱のパートの音が聞けるようにする方法等を紹介しています。ここまでできるようになると、授業の効率化が可成り進むようになると思います。

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《 本書の添付MIDIデータ等 》

 

 本書では、まずデータの再生をして授業の中で使いがら操作に慣れていただくことを考え、小・中学校から高校レベルまでの56曲に及ぶMIDIデータが添付されています。これらのデータはソフトに慣れてくると、どのような表現データが入力されているか見ることが出来ますので、そのままデータ作成の参考資料としても使えるものです。
 
本書にはJuke Play(通信ジューク)に連動して機能するGSソフト音源が添付されており、外部音源を購入するまでは、この音源を使って下記のMIDIデータを聞くことができるようなっています。(Windows版のみ)この方法は丸印をダブるクリックして下さい。→●(クリック)

《 歌唱指導で活用するMIDIデータ 》

・小学唱歌 岡野貞一作曲「ふるさと」同声3部合唱(ピアノ伴奏付)
・小学唱歌 岡野貞一作曲「ふるさと」同声3部合唱(管弦楽伴奏付)
                    管弦楽伴奏 川上肇編曲
・越部信義作曲「勇気一つを友にして」同声2部合唱(ピアノ伴奏付)
・越部信義作曲「勇気一つを友にして」同声2部合唱(管弦楽伴奏付)
                     管弦楽伴奏 川上肇編曲
・小学唱歌 岡野貞一作曲「おぼろ月夜」同声2部合唱(ピアノ伴奏付)

・スメタナ作曲 石桁冬樹編曲「モルダウ」混声3部合唱(管弦楽伴奏付)
                     管弦楽伴奏 川上肇編曲
・橋本祥路作曲 「遠い日の歌」混声3部合唱(ピアノ伴奏付)
・橋本祥路作曲 「遠い日の歌」混声3部合唱(管弦楽伴奏付)
                     管弦楽伴奏 川上肇編曲
・ヘンデル作曲 オラトリオ「メサイヤ」より「ハレルヤ」(混声4部合唱
                          /管弦楽伴奏付)

《器楽指導で使うMIDIデータ》

・ドイツ古曲「コブルゲルマーチ」(器楽合奏)
・D.A.ロブレス.J.ミルヒバーク作曲「コンドルは飛んで行く」(Rec.Guitar)
・雅楽「越天楽」(抜粋)/(近衛直麿編を合奏用に抜粋したもの)
・ヘンリ−パーセル「ロンド」(リコーダーアンサンブル)
・ベ−ト−ヴェン作曲「スイス民謡の主題による変奏曲より」
                (リコーダーアンサンブル)
・J.F.ワーグナー作曲 行進曲「双頭の鷲の旗の元に」(吹奏楽)

《鑑賞指導で活用するMIDIデータ》

・シューベルト作曲 ピアノ5重奏曲「鱒」第4楽章より(原曲)
・シューベルト作曲 ピアノ5重奏曲「鱒」第4楽章よりテーマと変奏
 (ハ長調に移牒し児童のリコーダーで演奏可能な部分を原曲のアンサンブルと
  合わられるように教材化したもの。)
・シューベルト作曲 ピアノ5重奏曲「鱒」第4楽章より/テーマのみ(C Dur)
・エルガ−作曲 行進曲「威風堂々第1番」より最後の部分(原曲)
・エルガ−作曲 行進曲「威風堂々第1番」より最後の部分(最後の部分をハ長調
 に移牒し、児童のリコーダーと合わせられるようにしたもの。)

・ヴィヴァルディ作曲 合奏協奏曲「四季」より「春」第1楽章(原曲)
       (主に楽譜表示を伴って原曲を鑑賞する時に使うデータ)
・ヴィヴァルディ作曲 合奏協奏曲「四季」より「春」第1楽章(ハ長調)
         (生徒のアルト・リコーダーの演奏合わせるもの。)
・レスピーギ作曲「リュートのための古風な舞曲とアリア」より
        「シチリアーナ」(原曲を楽譜表示を伴って鑑賞するもの)
・レスピーギ作曲「リュートのための古風な舞曲とアリア」より(二短調)
        「シチリアーナ」(生徒のリコーダー演奏と合わせるもの)
・レスピーギ作曲「リュートのための古風な舞曲とアリア」より
                     「イタリアーナ」(参考曲)
・J.S.バッハ作曲 管弦楽組曲第3番より「アリア」(二長調/原曲)
・J.S.バッハ作曲 管弦楽組曲第3番より「アリア」(前奏付でハ長調に移調)
              (生徒のアルト・リコーダーと合わせるもの)

《「Juke Play」(通信ジューク)用データ》

・越部信義作曲「勇気一つを友にして」(同声2部/歌詞データ入力済/関連画像データも添付)

  添付CDのの中にある「通信ジューク」をインストールし、 本書の説明にしたがって歌詞付のMIDIデータや画像を所定の位置に入れて、 4つの画像とMIDIデータとの関連づけをすると古代ギリシャの風景を背景に 上記の曲のカラオケ的プレゼンテーションを体験することができます。
 
・薩摩忠司作詞・小林秀雄作曲「まっかな秋」(MIDIデータのみ)
・ロマ−二民謡「花の季節」(MIDIデータのみ)
 
 上の2曲については自分で歌詞を入力してMIDIファイル(スタンダード・MIDIファイル)に保存し、データをJukePlay(通信ジューク)のプレヤ−に重ねるだけで歌詞付で演奏を聞くことができます。ただし、この場合の画像はこのプレヤ−ソフトに入っているものが映ります。

《その他のMIDIデータ》

@L.モーツァルト作曲『玩具の交響曲』より第2楽章/(弦楽合奏・玩具音)
Aゴセック作曲『タンブーラン』ソプラニ−ノ・リコーダー/ピアノ
BW.A.モーツァルト作曲 モテットより『アレルヤ』/声(ChoirAahs)・管弦楽
CW.A.モーツァルト作曲『トルコ行進曲』/ピアノ
Dビゼー作曲 アルルの女第2組曲より『メヌエット』/管弦楽
Eビゼー作曲 アルルの女第2組曲より『ファランド−ル』/管弦楽
Fボロディン作曲 弦楽4重奏曲第2番第3楽章より『ノクターン』(弦楽合奏)
Gグリーグ作曲 ペールギュント組曲より『朝』/管弦楽
Hグリーグ作曲 ペールギュント組曲より『アニトラの踊り』/管弦楽
Iエルガ−作曲・伊藤辰雄編曲 『愛の挨拶』/オルゴール音
Jケテルビー作曲 『ペルシャの市場にて』/管弦楽
K朴在列烈 作曲 リコーダー5重奏曲より『Lullaby,Korean Foll Dance』

《 短時間に作成したMIDIデータ(歌唱曲) 》

・久石 譲作曲・吉田実 編曲 『さんぽ』部分2部合唱/ピアノ伴奏
・ロシヤ民謡 『小さなしらかば』部分2部合唱/ピアノ伴奏
・シャーマン兄弟作曲『小さな世界』部分2部合唱/ピアノ伴奏
・メラ−作曲『ゆかいに歩けば』部分2部合唱/ピアノ伴奏
・西澤健治作曲『ハロー・シャイニングブルー』部分2部合唱/ピアノ伴奏
・小林亜星作曲『野に咲く花のように』部分2部合唱/ピアノ伴奏
・小学唱歌・三善 晃編曲『ふるさと』2部合唱/ピアノ伴奏
・倉品昌二作曲・新谷正大編曲『さようなら』部分3部合唱/ピアノ伴奏

・作曲者不明・梶原三郎編曲『
踊る少女』混声2合唱/ピアノ伴奏
・森崎孝敏作曲『光りの中へ』部分3部合唱/ピアノ伴奏

《 最初の試聴用データ 》

・ラモ−作曲『雌鳥』/ハープシコード
・ブラームス作曲『子守り歌』/ヴァイオリン・.ハープ
・ヴォ−ン・ウイリアムス作曲『グリーンスリ−ブス幻想曲』/管弦楽
・ビゼー作曲 アルルの女第2組曲より『メヌエット』/管弦楽
  (WindowsはMenuett.wave,MacontoshはMenuett.aiff)

続く

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